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蓮舫氏まさかの敗北 立憲都連会長選が突きつけた”スターと組織”のねじれと呆れ

東京都連会長選蓮舫敗北

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知名度だけでは、もう人は動かない。

立憲民主党の東京都連会長選で、舫参院議員(58)が武蔵野市議の川名雄児氏(66)に敗れた。

しかも81票対124票という大差。
蓮舫はもう終わったのか?

これは単なる人事の話ではない。

党の地方組織が「声なき声」を突きつけた重い結果だと思う。

5月15日夜、都内で開かれた都連定期大会。

都連所属の国会議員や地方議員ら205人による投票が行われた。

2017年の都連設立以来、会長選は今回がはじめて。

前会長の長妻昭衆院議員が中道改革連合に合流するため離党しポストが空席になったことがきっかけだった。

蓮舫氏は都連会長代行として立候補。

全国的な知名度、メディア露出の多さ、国会議員としてのキャリア。

どれをとっても「本命」に見えた。

ところが蓋を開けてみれば、川名氏の圧勝という結果。

永田町では「波乱」と表現されたけれど、わたしはむしろ「起こるべくして起きた」と感じている。

地方議員たちが叫んだ「わたしたちの声を聞いて」

川名氏が当選後に語った言葉が胸に刺さる。

「国会議員と地方議員は主従関係ではない」

この一言に、すべてが凝縮されていないだろうか。

立憲民主党の東京都連には長年くすぶっていた不満があったようだ。
国会議員中心の運営。

地方議員の意見が通りにくい構造。

都連の方向性をめぐって、「上から決まる」ことへの違和感。

川名氏はそうした現場の空気を吸い上げ、推薦人の段階ですでに蓮舫氏を上回っていたという。

つまりこの選挙、ふたを開けてみたら「知名度 vs 現場の不満」の構図だったわけだ。

そして現場の不満が勝った。

これは立憲に限らずあらゆる組織に通じる教訓ではないかとわたしは思う。

トップダウンで物事が進む組織は、一見スピーディに映る。

でもその陰で、末端のメンバーが感じる「置き去り感」はじわじわと蓄積していく。

それが一気に噴き出す瞬間がある。

今回の都連会長選はまさにその瞬間だった。

蓮舫氏自身は「やってよかったと思う」と記者団に語り、敗因については答えずにその場を去ったと報じられている。
潔いといえば潔い。

けれど、ここで立ち止まって「なぜ負けたのか」を言語化しないことには、この先も同じことが繰り返されるのではないかと気がかりだ。

中道改革連合との合流問題が影を落とす

もうひとつ見逃せない背景がある。

立憲民主党をめぐる「中道改革連合」との合流問題。

前会長の長妻氏が中道改革連合に参加して離党したこと自体が都連にとっては衝撃だったはず。

さらに公明党と立憲の地方議員の合流は来年の統一地方選に向けて見送られる方向と報じられており、地方組織の間には戸惑いが広がっている。

川名氏は「連携の前に、立憲自体が立ち直らない限りは話にならない」と明言した。

この発言、わたしにはとても重く響く。

合流ありきで進む国会議員と、足元の選挙区で有権者と向き合い続ける地方議員。

温度差があるのは当然だろう。

地方議員にとって、統一地方選は政治生命をかけた戦い。

党の看板がころころ変わることへの不安は計り知れない。

「まず自分たちの党をしっかりさせてほしい」という叫びが、川名氏への票となってあらわれた。

そう見るのが自然ではないだろうか。

そもそも政治の世界で「知名度」は武器になる。
選挙では特にそうだ。

でも、党内の組織運営においてはむしろ知名度が足かせになることもある。

「あの人が言うなら」で物事が決まる空気は、やがて組織を硬直させる。

蓮舫氏はメディアでの存在感が抜群に強い政治家。

国会での追及力も高く評価されてきた。

一方で、2024年の東京都知事選で3位に終わった記憶もまだ新しい。

あのときも「知名度があるから勝てるだろう」という見立てが外れた。

今回の都連会長選は、その構図の繰り返しに映ってしまう。

わたしは特定の政党を応援しているわけではない。
けれど一人の有権者として組織の中で声を上げた地方議員たちの行動には、率直に敬意を感じる。

民主主義は国会の中だけにあるのではなく党内の会長選にだってちゃんと息づいている。

それを証明してくれた選挙だったと思う。

立憲民主党がこの結果をどう受け止めるか。

来年の統一地方選、そして中道改革連合との合流交渉。

新会長となった川名氏のかじ取りは容易ではない。

「チーム都連でがんばっていきたい」と川名氏は語った。

その言葉が空約束に終わらないことをわたしは一国民として見守りたい。

スターに頼るだけの組織はいつか足元から崩れる。

この都連会長選が残した教訓は政党を超えてあらゆる組織に問いかけているように思う。

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